ニキビを押し出して潰してはダメという情報を見かけますが、本当は真っ赤なウソなのです。

いや、正確に言うと半分正しくて、半分誤りです。

では、なぜニキビを押し出して潰すのが真っ赤なウソと言っているのか? それを理解して頂くためには、ニキビができるメカニズムと、ニキビの種類について少し知識を身に付けてもらう必要があります。

ニキビができるメカニズム

ニキビは次のような流れでできてきます。

  1. 何らかの原因で未熟な角質が生まれる
  2. 未熟な角質の表面は水分が保持されておらず、皮脂がこびりつきやすい
  3. 未熟な角質は簡単に剥がれ落ちる
  4. 2,3の影響で、毛穴に栓がされる。角栓の誕生
  5. 未熟な角質で構成された毛穴は広がり皮脂が溜るスペースができる
  6. 4,5の影響で毛穴内部に皮脂が溜り始める。ニキビの誕生

1.の未熟な角質が生まれる原因は、人それぞれによって様々な原因があります。紫外線や、乾燥肌、間違った洗顔方法など。

原因について詳しく知りたい場合は、『話し相手も気になる口周りのニキビ・口周りニキビの原因と治し方』に詳しく記載しているので参考にして下さい。

ニキビの種類

ニキビの種類には大きく分けて、程度の軽いものから順に『白ニキビ』『黒ニキビ』『赤ニキビ』『黄ニキビ』『紫ニキビ』の5種類があります。「ニキビができるメカニズム」の6でできたニキビは程度の最も軽い白ニキビに該当します。

それでは、上記の6から続け白ニキビから最も重症の紫ニキビができるまでの流れを見ていきます。

  1. 4,5の影響で毛穴内部に皮脂が溜り始める。(白ニキビの誕生)
  2. 毛穴に栓がされたままなので皮脂が更に毛穴内に溜り続ける
  3. 皮脂が毛穴から飛び出してき、飛び出した部分が空気に触れ参加し黒く変色する(黒ニキビの誕生)
  4. 更に毛穴内部に皮脂が溜り続ける
  5. 密閉された空間の皮脂を好物とするアクネ菌が増殖し始める
  6. アクネ菌の影響により、皮膚が炎症を起こし始める(赤ニキビの誕生)
  7. 炎症が悪化し、毛穴内部が化膿し膿が溜りだす(黄ニキビの誕生)
  8. 炎症が更に悪化し、膿と血液が混ざったものが肌内部に溜りだす(紫ニキビの誕生)

このニキビができる過程で、男性ホルモンなどの影響で皮脂の分泌量が多くなるという要因が加わるとニキビの発生速度、悪化速度を格段に早くしてしまいます。

鋭い人は、気が付いたと思いますが、ニキビができる根本原因は角栓なんですね。男性ホルモンなどにより皮脂が過剰分泌されるからという情報もあったりしますが、皮脂の過剰分泌は、ニキビを発生しやすくし、悪化させやすくなる要因の一つであり、ニキビができる原因ではありません。

たとえ、皮脂が過剰分泌されたとしても毛穴に角栓がされなければ皮脂は毛穴に溜ることがないためニキビに発展することはないのです。

どうでしょうか? ニキビができるメカニズムとニキビの種類についてある程度の知識はついたでしょうか? さて、ここからが本題になります。では、

ニキビは押し出して潰してもいいのか?

ニキビは押し出して潰していいのか?

正解から先に記載すると、次のようになります。

  • 白ニキビ、黒ニキビは、押し出して潰した方が早く治り、悪化させ難い。
  • 赤ニキビ、黄ニキビ、紫ニキビは、押し出して潰してはダメ。

半分正解で半分誤りと言っていたのはこのためですね。

白ニキビと黒ニキビは、毛穴内部に皮脂が溜っているだけの段階です。よって、この段階だと毛穴内部の皮脂を押し出して毛穴をキレイにする方が次の悪化段階である赤ニキビへと発展しにくくなるのです。赤ニキビは、毛穴内部に皮脂が増えてくるとそれを好むアクネ菌が増殖し炎症することで発生していましたよね(上記手順の9~11参照)。よって、アクネ菌が増殖する前に皮脂を取り除くことが大切なのです。

但し、注意しなければならないのが、汚れた手や爪でニキビを押し出したりしないようにだけして下さい。バイ菌が入ったり、爪で傷をつけてしまうと逆に悪化してしまうリスクもあるということを認識して下さい。

赤ニキビ以降の悪化したニキビは、押し出して潰すとニキビ跡が残る原因となるので潰さずに、まずは最優先で炎症を抑えることに注力してください。